1・設計
歯車は、回転と力を伝えるものですから、正確で強くなくてはなりません。
歯が折れてしまっては使い物になりません。
設計ポイント1 曲げ強さ
歯が折れるのは曲げ強さが不足している為です。
設計ポイント2 面圧強さ
歯面の磨耗、穴が空くのは面圧強さが不足している為です
設計ポイント3 スコーリング強さ
歯面の焼きつきは、過酷な使い方による金属同士の接触で起るといわれています。
歯車の設計は上記3つの強さを検討しなければなりません
3つの強さを一つのグラフに表します。
横軸 縦軸
歯の大きさを表す『モジュール』です。 歯車の歯巾1mmあたりにかかる力です。
曲げ強さ 面圧強さ
モジュールに比例して強くなります モジュールに関係なく一定です。
スコーリング強さ
モジュールが大きくなると逆に小さくなります。
設計点
黄色い部分が『安全領域』です。
設計点(緑色の点)がそれぞれのグラフよりかなり下側にあり、安全なことがわかります。
2・図面化
設計を元に図面化します。
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